【瞬殺テク】行政手続法1条/総則・目的等【分かりやすく解説】

行政手続法総則行政手続法

この記事を読まれているあなたは、こんな悩みがあるかと思います。

悩めるおじさん
悩めるおじさん

・行政行政手続法総則の目的条文問題でよく間違える。
・問題の文章が長くて嫌い

・聞かれる角度によって正解が導けない。

この記事を読まれているあなたは、こんな悩みがあるのではないでしょうか。
目的条文の問題は、問題文も長く非常に読みにくいですよね。条文の暗記も難しく割と厄介な問題ですよね。

そんな方のためにこの記事では、行政書士有資格者の私が「手続法の目的条文問題を簡単に解くテクニック」をシンプルに分かりやすく解説していきます。

本記事の内容

・行政手続法【目的条文】の解放テクニック
・出題傾向

・対策方法

目的条文は頻出問題です。落としてはいけません

目的条文はよく出題されますよね。これは手続法に限ったことではありません。
不服審査法も事件訴訟法も地方自治法も同じです。
どの分野も、目的条文が頻出問題なのでしっかりと準備していきましょう。

Atsushi
Atsushi

条文を全部覚えようとすると多くの時間を消費してしまいます。
出題傾向を理解した対策が必要です。

目的条文の出題傾向とは?

解法のやり方に触れる前に、手続きの目的条文の出題傾向を理解しておきましょう。出題傾向が分かると問題はかなり解きやすくなりますよ。

先に結論を申し上げると、出題傾向は他の目的条文との比較問題です

例えばア:行政庁の違法又は不当な処分その他公権力の行使に当たる行為に関し、国民が簡易迅速かつ公正な手続の下で広く行政庁に対する不服申立てをすることができるための制度を定めることにより、国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保すること


イ:この法律は、処分、行政指導及び届出に関する手続並びに命令等を定める手続に関し、共通する事項を定めることによって、行政運営における公正の確保と透明性の向上を図り、もって国民の権利利益の保護に資すること

ウ:地方公共団体の区分ならびに地方公共団体の組織および運営に関する事項の大綱を定め,あわせて国と地方公共団体との間の基本的関係を確立することにより,地方公共団体における民主的にして能率的な行政を図るとともに,地方公共団体の健全な発達を保障すること

 
こういう問題がよくありすよね。
選択肢には、手続法の他、不服審査法や地方自治法の目的条文が並んでいます。
このように、他の目的条文との比較問題がよく出題されます。

目的条文問題の解放テクニック

目的条文はパターンが決まっているとはいえ、文章が長いため時間と体力を奪われがちです。そんな目的条文問題を瞬殺で解くテクニックをご紹介します。

解放テクニックは、「全てを読まないこと」です。

問題文の全てを読み込む必要はなく、斜め読みで「手続法にしかない文言」を見つけていくのです。

「手続法にしかない文言」とは?

具体的には、黄色マーク赤マーク部分が「手続法にしかない文言」です。

第1条
この法律は、処分行政指導及び届出に関する手続並びに命令等を定める手続に関し、共通する事項を定めることによって、行政運営における公正の確保と透明性の向上を図り、もって国民の権利利益の保護に資することを目的とする。
この部分だけ覚えておけば大丈夫です。
斜め読みしながら「手続法にしかない文言」を探していきましょう。
 
この方法を行えば他の条文との比較問題はすぐに読み解くことが出来ます。
また、「文言の入れ替え問題(例えば黄色マークの一部だけ違う)」や「多肢選択式」がきても同じ方法で解くことが出来ますよね。
 
読むのが面倒だった目的条文問題が、簡単に解くことが出来ます。
 
Atsushi
Atsushi

めんどくさい問題が、一瞬でラッキー問題に変わるよ。

2項は、ほぼ無視で大丈夫

ここは、あまり出ないので無視で大丈夫だと思います。

第1条2項
2 処分、行政指導及び届出に関する手続並びに命令等を定める手続に関しこの法律に規定する事項について、他の法律に特別の定めがある場合は、その定めるところによる。
強いて言うなら、下線部の意味だけ理解しましょう。
 
これは、「一般法です」という意味です。
噛み砕くと、
「他の法律に特別法があれば特別法を適用してください」という意味です。
 
よくある肢は、
  • 他の法律に特別の定めがあっても、この法律が適用される

のように、反対の意味での出題は多いです。
「手続法は一般法だ」とだけ分かっていれば、この肢は間違いだと簡単に見分けることができます。

まとめ

  1. 目的条文は、赤ライン黄色ラインだけ覚えよう
  2. 目的問題は斜め読みで時間短縮
  3. 2項は「一般法」だということ

いかがでしたでしょうか。
目的条文問題はコスパよく解法していきましょう。

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