行政書士の学校、どう選ぶ?通学コースと通信講座を徹底比較

勉強法


現在、行政書士資格の取得を考えている方の中には、仕事と勉強の両立で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

働きながらだと勉強時間がなかなか確保できないため、書店で教材を買って独学で行政書士試験合格を目指そうとしている方もおられるかもしれません。

しかし、行政書士試験はほぼ毎年ある法改正の影響を大きく受けるため、市販のテキストや過去問を使った独学での合格はかなり難しいのが現実です。

社会人の方が行政書士試験合格を目指すのであれば、ただテキストを暗記したりやみくもに過去問をこなすのではなく、重要論点や試験傾向をしっかり押さえた効率のよい勉強を行なわなければいけません。

膨大な試験範囲から確実に合格点を取るためには、やはり独学より学校などで行政書士試験対策の講義を受けるのがおすすめです。

この記事は、通学講座と通信講座を1年ずつ受講して行政書士資格を取得した私が、それぞれの特色をまとめまています。

通学講座のメリット・デメリット

行政書士試験対策のひとつとして、専門学校や予備校に通って勉強するという方法があります。

通学して勉強する最大のメリットは、何といっても講師から直接講義を受けられるということ。わかりにくい部分もその場で気軽に質問できますし、最新の傾向や頻出ポイント、問題を解くための考え方なども教えてもらうことができます。

また、通学の場合カリキュラムが決められており、講義に付いていくために勉強の進捗を合わせなければいけないので、「勉強のスケジュールが想定より遅れている」と焦ることもなくなります。

同じ講義を受ける仲間と情報交換もできるうえにライバル意識も生まれやすいので、モチベーションも保ちやすいのではないでしょうか。

 

社会人向けに夜間に開講している学校もありますが、仕事が終わったあとに通学し帰宅後は復習などに費やすとなると、家事などをする時間的余裕がなくなるのが通学講座のデメリットといえます。

疲労や睡眠不足などで日中の仕事に影響が出ないよう、体調管理にもいっそう気を配らなければいけません。

通学講座にかかる費用はどのくらい?

通学の場合、授業料はだいたい20~30万円ほどであり、決して安い額とはいえません。

講師の手厚いサポートが魅力の通学講座ですが、費用面がネックという方はこのあとご紹介する通信講座を検討してみてください。

通学に向いているのはこんな人

✓講師に直接質問をしたい
✓スケジュールの管理やモチベーション維持に自信がない
✓同じ目標を持つ仲間と情報を共有したい


通学講座は難しい部分も納得がいくまで講師に聞くことができるので、安心して勉強を進めることができます。

また、まわりにほかの受講者もいることで集中せざるを得ない環境になるため、一人では気が散ってしまい勉強に身が入らないという方にも通学講座がおすすめです。

通信講座の特徴のメリット・デメリット

行政書士試験合格のためのもうひとつの勉強法が、パソコンやスマホなどで講義動画を観ながら学ぶ通信講座です。好きな時間に好きな場所で勉強できるので、通勤時間なども有効活用できるのがメリットです。

「通信講座だと、わからない部分があったときに講師に聞くことができないのでは?」という方もおられるかもしれませんが、通信講座の中にはメールでの質問対応を行なっているものもあるので心配は不要です。

講義動画も最新の情報や重要論点を網羅した質の高い内容になっており、テキストなども付属しているので、通学講座にくらべて不利ということもありません。

 

通信講座によっては進捗管理機能などが搭載されている場合もありますが、通学のように半強制的に勉強の時間が作られるわけではないので、あくまで自分のペースで勉強を進める必要があります。

この点については、時間配分やスケジュール管理が苦手な方にとってはデメリットと感じるかもしれません。

通信講座にかかる費用はどのくらい?

通信講座の費用は4~8万円ほどが相場であり、通学にくらべて格段に安いのが特徴です。

独学以外で行政書士試験の勉強をしたいけれど高額な学費は捻出できない、お金を貯めてからではなくできるだけ早くチャレンジしたいという方は通信講座を利用するのがよいでしょう。

通信講座に向いているのはこんな人

✓働きながらだと通学の時間が取れな
✓仕事の合間のスキマ時間を使って勉強したい
✓とにかく費用を安く抑えたい


仕事をしながら行政書士試験合格を目指すのであれば、予備校などに通う時間や費用を節約できるうえに空いた時間でいつでも・どこでも勉強できる通信講座が断然おすすめです。

まわりの状況に左右されたくない、一人のほうが勉強に集中できるという方も通信講座が向いているのではないかと思います。

社会人が行政書士試験合格を目指すなら、通信講座がおすすめ

通学・通信それぞれの特色を紹介しましたが、行政書士試験対策の勉強と仕事を両立するのであれば、やはり通信講座のほうがメリットが大きいといえます。

「動画だけで本当に対策できるのか不安」と思われるかもしれませんが、通信講座では最新の試験範囲や傾向を網羅した講義動画が配信されているほか、テキスト・演習問題などがセットになっているものもあるので、通学より質が劣るということはありません。

社会人の勉強は何といっても効率が勝負です。空き時間を使って勉強できる通信講座の利用をぜひ検討してみてください!

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この記事を書いた人
酒井 淳

グリー行政書士事務所の代表。
3年間かけて、行政書士試験に合格。
苦労してきたからこそ伝えられるポイントがあると思い、条文解説の記事を書きました。
プライベートでは、、愛する2人の子どもの為に日々奮闘中!

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